2022年09月 一覧

節目の行事に訪問着を着ます。

私が結婚して実家を出てから10年以上経ちますが、結婚が決まったときに実家の両親が私に着物を作って、嫁入り道具のひとつとして私に持たせてくれました。

訪問着、留袖、喪服を持たせてくれたのですが、着物を着る機会はそれほど多くないので、少しもったいないような気がしたのを覚えています。

でも、実際に結婚生活を送っていると、子供の教育資金が必要だったり、家や車の購入だったりと、なかなか着物を買う余裕がありませんので、今では着物を作って持たせてくれた両親には感謝しています。

結婚してから昨年の年末までに実際に着たのは、主人の弟が結婚する際に結婚披露宴に出席した時に留袖を着たのと、二人の子供の七五三の時にそれぞれ1回ずつ訪問着を着たぐらいで、やはり着物を着る機会は想像どおりとても少ないなと感じました。

喪服を着る機会がなかったというのは、主人の両親にも私の両親にも何事もなかったということですので、ありがたい話ではありますが・・・。

このように着物を着ることが少なくもったいないなと思っていたのですが、今年に入ってからは3回も訪問着を着る機会がありました。

普段から着物を着られている方には3回ぐらいと思われるかもしれませんが、私にとっては半年の間に3回も着物を着ることはありませんでしたので、とても珍しいことです。

それも、3回ともお祝い事での着用でしたので、嬉しかったですね。

1度目は、長年の友人が結婚することになり、結婚披露宴に出席した時に訪問着を着ました。

ドレスなど洋装の服を着られている出席者が多かったので、少し目立ちはしましたが、結婚した友人にも華やかになっていいねと喜んでもらえました。

2度目は2人目の子供の幼稚園の卒園式で着ました。

1人目の子供の時にはまだ下の子に手がかかる時期でしたので、紺色のスーツでの卒園式出席でしたが、今回は手のかかる子もいないので、思い切って訪問着での出席にしました。

普段から仲良くしているママ友達も多くの方が着物を着てこられていて、そんなお母さん方と記念に写真を撮ったりして、幼稚園生活最後にいい思い出ができました。

3度目は下の子の小学校の入学式に出席した時に訪問着を着ました。

ちょうど桜が咲いている時期で、私の訪問着にも桜が描かれていますので、時期的にもぴったりの衣装だったと思っています。

着物は着付けにお金がかかったり、時間や手間がかかったりして、なかなか着る機会がありませんが、その分、思い入れが強くなり、自分の着物を見るたびにその時の思い出がよみがえってくるようです。

まさに着物は一生ものの衣装だなと強く感じます。


成人式の振袖はレンタルで!

成人式の振り袖姿。1月の風物詩でとても美しいですよね。

早い会社は、高校三年生くらいからパンフレットが送ってきます。

そんな時に迷うのが、レンタルか購入か?

一般的に言われるレンタルと購入のメリットを比較してみましょう。

●レンタルのメリット

 購入に比べてリーズナブル。

 お手入れをしなくてよい。

 しまうスペースを取らない。

 その時に着たいもの、着たい組み合わせで振袖を着られる。

●購入のメリット

 友人の結婚式などでも着ることができる。

 総合的に考え(特に姉妹がいる場合)レンタルより安く済むし、子供に譲ることができる。

 結婚したら袖を着れば、訪問着としても使える。

これだけ見ると、どちらも一長一短ですね。

購入のメリットについて、検証してみましょう。

「友人の結婚式などでも着ることができる」

 振袖は未婚女性の第一礼装ですので、結婚式の御呼ばれにはもってこいの服装です。

 ですが、近年では結婚式をしないカップルも増えています。また、レストランでのカジュアルウエディングやガーデンウエディングも増加しています。

 両家の母親でさえ黒留袖を着ないようなカジュアルウエディングで振袖。

 汚れる可能性もあり、なおかつ温暖化で暑い中行われるガーデンウエディングで振袖。

 いかがなものでしょうか。

 最近ではお色直しで引振袖を着る花嫁さんも増えています。

 中には、自身の着る振袖と列席者の着る振袖の色やデザインかぶりを嫌がる花嫁さんもいるようです。

 マナー上は被っても全く問題ないのですが、花嫁さんの心情を慮ると、色が被る場合は振袖を着るのは避けたほうが良いでしょう。 

 さらに、近年では晩婚化が進み、20後半~30前半にかけて結婚式ラッシュということもあります。

 20歳で着るために19歳のころ選んだいかにも成人式用の柄の振袖が、30過ぎに似合うでしょうか。

 洋服だって19歳の時に選んだものを、体形が変わらないからと言って30過ぎに着ると似合わないですよね。

 振袖も同じです。

 髪形や帯、小物を変えれば大丈夫なデザイン・色遣いの振袖もありますが、いずれにせよ出費が必要です。

「総合的に考え(特に姉妹がいる場合)レンタルより安く済むし、子供に譲ることができる。」

 姉妹がいるご家庭では、1着購入で何度も着ることができればリーズナブルと言えます。

 ですが、姉妹の趣味、雰囲気や顔色、体形が同じであることが大前提です。

 着物は思いのほか、色によって顔の印象が変わります。

 また、購入であつらえる場合、個人の体形に合わせて仕立てますので、あまりにも体系が違う場合は兼用は難しいでしょう。

 1着を兼用する場合、親戚の結婚式に列席するときに姉妹揃って振袖を着ることができません。結果的にレンタルが必須になります。

 一人一着所持しており、子供に譲る場合はどうなるでしょうか。

 もちろん、結婚して女の子が生まれることが大前提ですので、子供は絶対要らない!という人には該当しないメリットです。

 先ほども述べた通り、柄や色の趣味、体形や雰囲気が同じでなければ譲ることが難しいです。

 長期保存するには手間とスペースが必要ですので、それらをクリアできなければなりません。

 お手頃価格な購入振袖もありますが、子孫に伝えるのなら、それなりの振袖を購入する必要があります。

 色やデザインは大きくは変わらないものの、流行りがありますので、普遍的に受け入れられる柄を選ぶ必要があります。

 もちろん、和の習い事をしていたり、結婚式で着る機会が多い人にとってレンタルより安く済む場合もあります。

 ですが、成人式シーズン以外ではセットで1万円の振袖レンタルも登場しているため、購入する着物の価格によるのが現状です。

「結婚したら袖を着れば、訪問着としても使える」

 購入の時に良く言われる宣伝文句です。

 訪問着は、結婚式をはじめ改まった場や子供関係の行事など、活躍の場が多い着物ではあります。

 将来、活躍させたければ落ち着いた柄、落ち着いた色を選ばなければなりません。

 振袖で多いのが赤系、特にワインレッドのような赤ですが、赤系の訪問着は着ていく場所があまりありません。

 初めから訪問着として作られたものであっても、柄や色で「子どもの卒業式には不向き」「40代が着るには不向き」など評価されます。

 最近の成人式を意識したデザインの振袖は、華やかで美しい訪問着になりますが、着ていく場所を選ぶものだということを念頭に置く必要があります。

このように、購入する場合は「20歳」で着るものではなく、それよりもずっと先を考えて選ばなければなりません。

ですが、一緒に一度の「成人」。そのときに似合うものを着なくて良いのでしょうか?

20歳には20歳の初々しさ、25歳には25歳の美しさ、30歳には30歳の上品さがあります。

その時の自分に合わせて美しく装うほうが、一生の思い出になるのではないでしょうか。

成人式以降も振袖を着るならば、その時その時の自分にあった振袖を選んだほうが、より自分自身を上品に見せてくれるはずです。

このようなことから、振袖はレンタルすることを強くお勧めします。

リーズナブルで手間もなく、その時の自分にぴったりな振袖を着ることができますよ。

ぜひ、検討してみてください。

さくら

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