遮熱塗料が効果を発揮するか否かは、状況に左右されます。
状況によっては大きな効果が発揮される事もありますし、それほど温度が低下しなかったという事例もあります。
ではどのような要素で差が生まれるかというと、色ですね。屋根部分に対しては元々塗料が塗られていますが、その色次第では効果が違ってくると言われているのです。
そもそも色というのは、光の吸収と大きな関係がありますね。
一般的に濃い色の場合は、光の吸収度合いが大きくなると言われています。
つまり黒い色や紺色などは、多くの光を吸収してしまう一面があるのですね。
このため屋根の部分が元々黒い色になっているような時には、ちょっと夏場は暑くなると考えた方が良いでしょう。
逆に屋根が白くなっている事もありますね。
白い色の場合は光を反射しやすくなりますので、それほど夏場は暑くならない事もあるのです。
そして遮熱塗料が効果を発揮しやすいのは、やはり黒だと思います。
光が吸収しやすくなっている所にその塗料を塗る訳ですから、それで室内の気温が8度ほど低下するかもしれません。
しかし白色の場合は、8度ではなく5度や3度などと少し低下する度合いが低くなる場合があります。
もともと白色は光を反射しやすい性質を持っている訳ですから、その塗料を塗っても劇的に温度が
下がるとは限らない事もあります。
特に室外機が白い時などは、その傾向が顕著と言われているのですが。
このようにその塗料で建物内の温度が何度ほど下がるかは、色に左右される事もある訳ですね。