着物の良さをもう1度見つめ直す(^_-)-☆

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現在、日本人の女性が普段着として着ているのは、99%以上が洋服だと思います。それは、人が多く集まる大都市であっても、閑散としている田舎であっても変わりありません。

しかし、今から数百年さかのぼった過去に日本人の女性が普段着として着ていたのは、洋服ではなくて着物でした。まだ、洋服の文化が日本になかったころは、当然のように着ていました。時代劇物の映画やテレビドラマを観ると普通に着ていますので、そのことは誰もが知識として知っていると思います。
そして、とても数少ないケースではありますが、普段着として着物を着ている女性がまったくいないというわけではありません。

街へ出かけたとき、素敵な着こなしをしている老婦人をたまにですが見かけることがあります。そうすると、その老婦人がとてもとして見え、年齢は関係なく美しさを
感じます。
どうしてそんな風に感じるのかというと、それはやはり古き良き日本を無意識的に良いと感じているからだと思います。

着物は洋服に比べて着るのがとても大変です。
帯を締めるにしても手間がかかりますし、左前になってはいけないとか守るべき制約があったりします。
そういうことをひっくるめて「着付け」という言葉があるくらいですし、洋服に比べると自由にできる部分のほうがずっと少ないです。

しかし、そうして制約がある中できちんと着こなすからこそその良さが際立つのです。それはまさに日本人女性ならではの奥ゆかしさを表現していますので、そんなところに
良さを感じるのだと私は思います。

現代は女性が奥ゆかしさを尊重して控えるよりもどんどん積極的に前へ出て行く時代ですから、そんな時代の移り変わりを考えれば動きやすくて着やすい洋服が普段着の大半を占めるのは当然のことです。しかし、それがすべて良いというわけではなく、日本を長らく支えてきた着物の良さをもう1度見つめ直し改めて評価していくことが、とても大切なことだと私は思っています。

そんな文化の無い外国の方には、着物が人気なんでしょうね!
(*^_^*)

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